【医学科】海外臨床実習

欧洲杯比赛投注_欧洲杯预选赛-五大联赛直播@医学部医学科では、第6学年の診療参加型臨床実習 (*) の一貫として、4月の1カ月間、本学が学生交流を締結している海外の施設での臨床実習を選択することができます。海外臨床実習は、毎年5年次に募集があり、英語面接、共通試験の成績、TOEFL iBTスコアなどから総合的に選考されます。選考された学生は、自由な学び系科目「海外臨床実習コミュニケーション」で事前学修を行い渡航します。帰国後は学内の医学会総会にて、英語による留学報告を行います。毎年、TOEFL iBTの対策講座が開催され、応募前から帰国後まで一貫した学修?留学支援を行っています。2023年度は15名の学生が海外臨床実習に参加しました。

(海外臨床実習についての詳細は、国際交流支援室HPをご覧ください)

*診療参加型臨床実習:6年の4月~7月までの4カ月間に4つの診療科で実習を行います。診療チームに参加し、その一員として診療業務を分担し、将来どの診療科の医師になるとしても最低限必要な医学知識?臨床推論法?技能?態度などの能力を実践的に身につけます。

<留学報告(医学科第6学年:2023年度実績)

【留学先】ペーチ大学(ハンガリー)

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 私は今年の春に一ヶ月間、ペーチ大学の一般外科で実習しました。同大学は海外から多くの留学生を受け入れており、先生方や学生は英語が堪能だと伺っていたため、私は医療現場における英語力の向上を目標に掲げました。

 実習では毎日、第2助手として術野に入り間近で様々な手術を見学しました。先生方は学生の積極性を尊重し、様々な手技に挑戦させてくださりました。今回一番成長できたことは、生じた疑問をその場で質問できるようになったことです。初めは、先生方の話を中断することに抵抗を感じましたが、「英語は君にとって第2言語なのだから、僕らの説明で分からないことがあるのは当たり前だ。」と温かい言葉をかけて頂き、それを支えにその壁を乗り越えることが出来ました。

 放課後には外科に興味を持つ学生が主体となり、腹腔鏡コンテストや症例報告会、手技の練習会などが頻繁に行われていました。そこで私が交流した医学生はみな非常に優秀であり、彼らを通して目標達成のために能動的に行動することの重要性を痛感しました。この経験もより積極的な発言の原動力となり、有意義な実習に繋がったと考えています。

 今回の留学を通して当初の目標である英語力の向上を達成しましたが、新たに自身の考えを英語で論理的に述べるという目標が見つかりました。今後も継続して英語を学び、国際的な視野を持った医師となれるよう精進して参ります。

 このような貴重な機会を与えていただき帰国まで手厚く見守ってくださった欧洲杯比赛投注_欧洲杯预选赛-五大联赛直播@の皆様、ペーチ大学の皆様に心より御礼申し上げます。

【留学先】高雄医学大学(台湾)

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 2023年3月27日から1か月間、台湾の高雄医学大学にて実習させていただきました。

 実習は、現地のポリクリグループに入れてもらい、皮膚科と呼吸器内科を回りました。皮膚科では、"Mohs Surgery"という日本では経験できない手術を見る機会があり、呼吸器内科では、指導医の先生と台湾と日本の肺がんの疫学の違いについて議論するなど、とても充実した実習を行うことができました。印象に残っていることは、国際性の高さです。医師や学生は、英語で医学的なことが説明でき、カルテも全て英語で記載しています。そのため、自分も実習中、疑問に思ったことは、その都度英語で質問していました。また、現地の学生は、英語で文献を調べ、それを英語でプレゼンする能力があり、同じ学生として、大変刺激を受けました。

 他にもこの大学には、study buddyという制度があり、特定の学生や先生が、留学生の実習や生活を率先してサポートしてくれます。このおかげで不自由なく実習することが出来たのはもちろん、現地の学生ともすぐに仲良くなり、週末には台湾国内の観光に連れていってもらいました。
 このような恵まれた環境で留学することができた自分は本当に幸運だったと思います。帰国時、指導医や学生から、「次は日本で会おう。」と言葉をもらったのが忘れられないです。台湾は日本から近い国で様々な繋がりがあるため、近い将来彼らに再会するのが楽しみです。海外臨床実習に興味のある学生には、高雄医学大学を自信をもってお勧めします。

 最後に、このような貴重な機会を設けてくださった関係者の皆様に深くお礼申し上げます。

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